挿入でイけないのは普通?中イキできない理由と、ひとりで試せること

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挿入だけではイけない。中イキって、正直よくわからない…。挿入だけでイける女性は、実は少数派です。研究でわかっている数字、挿入だけだとイきにくい理由、ひとりの時間に試せること、パートナーとするときのコツをまとめました。

セックスは気持ちいいのに、挿入だけではイけない。「中イキできないのは、私の体のせい?」「みんなはできているのかな」と、ひとりで悩んでいませんか。

挿入だけでイける人って、どれくらい?

意外に少ないんです。アメリカで18〜94歳の女性1,055人に聞いた調査(2015年)では、次のような結果でした。

答え割合
挿入だけでオーガズムに十分18.4%
挿入中にクリトリスへの刺激がないとイけない36.6%
刺激がなくてもイけるが、あるほうが気持ちいい36%

女性のオーガズムについての研究をまとめた2011年の論文でも、挿入だけでいつもイける女性は約25%と紹介されています。調べ方によって数字は少し違いますが、「挿入だけでイける人は少数派」という点は同じです。

読者

まわりの話や漫画では、みんな中でイっているように見えて…。

編集部

そう見えますよね。でも実際は、挿入だけでイける人のほうが少ないんです。あなたの体がおかしいわけではありませんよ。

どうして、挿入だけだとイきにくいの?

いちばん大きいのは、クリトリスの場所です。とくに敏感なクリトリスの先のふくらみは、腟の入り口より上(おなか側)の外側にあります。ここには約1万の神経終末が集まっていますが、挿入だけでは直接ふれにくいのです。

いっぽうで、クリトリスは体の内側にも広がっていて、挿入によって腟の壁ごしに刺激されることもあります。2011年の論文は、クリトリスと尿道の出口の距離が短い人ほど、挿入でイきやすかったという研究も紹介しています。体のつくりの違いが、感じ方に関わっているのかもしれません。

クリトリスの仕組みやGスポットのことは、Gスポットがわからないのって変? でくわしく取り上げています。

「中イキ」にこだわらなくていい理由

ネットでは「中イキ」と「外イキ」を分けて語ることが多いですよね。でも、クリトリスと尿道、腟の前側の壁は近くにあり、互いに関わり合っていると考える研究者もいます。体の中では、「中」と「外」はきれいに分けられないのです。

「中イキできてこそ」という言い方に、根拠はありません。外側で感じるのも、内側が心地よいのも、どちらも自然です。中イキを目標にすると、「まだ?」という焦りで、かえって感じにくくなることもあります。

ひとりの時間に試せること

自分の体を知るには、誰にも合わせなくていいひとりの時間がぴったりです。

  1. まず、外側だけで心地いい場所と強さを知る
  2. 乾いていてこすれるなら、潤滑ゼリーを使う
  3. 内側にふれるなら、指や細めのアイテムで浅いところから
  4. 内側にふれながら、外側の刺激も続けてみる
  5. 違和感があれば、外側だけに戻る

ひとりでもイけないときは ひとりでイけないのはなぜ?、外側と内側を一緒に刺激する方法は クリトリスとGスポットの同時刺激の記事、角度の工夫は 挿入角度の記事 にまとめています。

パートナーとするときは

先ほどの調査では、7割以上の女性が、挿入中にクリトリスへの刺激が「必要」または「あるほうがいい」と答えていました。挿入中に自分や相手の手で外側にふれる、小さなアイテムを使う、外側がふれ合いやすい体勢を選ぶ。どれも、ごく自然な工夫です。

彼に伝えるときは、「イけないのはあなたのせい」ではなく、「こうするともっと気持ちいい」と提案の形で。伝え方は 彼の触り方が合わないときの記事、ふたりの差を縮めるヒントは オーガズムの差を縮めるには にまとめています。

受診の目安

国際性機能学会(ISSM)は、性的な時間を楽しめていて困っていないなら、オーガズムの回数や強さを心配する必要はない、としています。痛みがある人は セックスが痛いときの記事 も読んでみてください。

よくある疑問

質問:挿入がそこまで気持ちよくないのは、おかしい?

答え:

おかしくありません。挿入が好きな人もいれば、外側へのふれあいのほうが好きな人もいます。痛みがないなら、それはあなたの好みです。痛いときは別なので、受診の目安を見てください。

質問:中イキできないと、彼をがっかりさせそう。

答え:

挿入だけでイける人は少数派なので、イけなくて当たり前です。イったふりを続けると、本当の好みが伝わらないままになってしまいます。「一緒にこうしてみたい」と、少しずつ伝えてみてください。

質問:中イキと外イキって、気持ちよさが違うの?

答え:

人によって感じ方はさまざまで、どちらが上ということはありません。「違う感じがする」という人もいれば、区別がつかない人もいます。比べるより、自分が心地いいかどうかを大事にしましょう。

参考にした情報